ファンダメンタルズ

株価がファンダメンタルズをある程度反映することは間違いありません。ファンダメンタルズに投資尺度を置く指標はPERとかPBRとかROEとかたくさんあります。企業が将来にわたって利益を生み資産価値を高めるかどうかを見極めるためにアナリストといわれる人たちが存在します。財務諸表を読み、企業を訪問し、経営者の資質を見極め、企業の実力を多面的に分析します。ボトムアップといわれます。
一方では、マクロ経済環境を予測して経済全体・市場全体の成長力を予測します。ボトムダウンといいます。この2つを有機的に結びつけてシナリオを描いた上でアナリストは目標株価というものを計算し、売りだ買いだといってレーティングを行ないます。
こうしたファンダメンタルズに基づく長期投資こそが投資の王道だと信じる人はたくさんいます。

運と本当の実力

株式投資は一定の合理性があるからこそ、逆に難易度が高くなっているという矛盾が存在します。合理性を求めれば求めるほど、考えれば考えるほど、市場インデックスに勝てないという罠にはまります。ファンダメンタルズという一見最強の真理に見えるようなものがあるからこそ、他のゼロサム投機と違って人は「投資の名の下に」多くの財産をかけます。

この謎を解く鍵は、株価は必ずしもファンダメンタルズを正直に反映したものではないということです。長期的にはファンダメンタルズにさや寄せすると考えられますが、ファンダメンタルズ自体常に変化しています。長期的な成長投資の前提は、将来上昇した株価で投資をする投資家が現れ続けるというロマンチックな物語に満ちているのです。

このようなロマンに満ちた世界においては、運良く大化けする企業を発掘し、上昇した株価においても新たな投資家が現れ続ける幸運なパターンにうまくのった人が一定数現れます。宝くじ並の一攫千金を求めるなら、少数の小型株への一点張りに勝るものはありません。

四季報の発売と同時に誰よりも早くその行間を読み通ればお宝銘柄を発見できると信じられています。この手法は、新しい四季報の情報に気づく投資家が徐々に増え、近いうちにテーマになりそうな話題を持つ銘柄を発掘できるかどうかにかかっています。何千銘柄の中に埋もれている宝くじを発掘する作業といえるかもしれません。

どんな手法にもうまくいくブームはある

バブルであろうがデフレであろうがその時々に応じてうまくいく手法というのは必ず存在します。特にバブル時は市場全体のパイが急速に膨らみますから、かなりいい加減な手法でも結構うまくいったりします。当選確率が一時的に高まった宝くじのようなものです。
場面場面でうまくいく手法は必ず存在し、たまたま手法戦略が時流に乗って大もうけをする人が現れます。

たいていの投資本

のどちらかに大分類出来ます。どちらも、嘘はありません。実際に成功した話ではありますが、果たしてそれが本当に再現できるかどうかは運次第といえるでしょう。

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